試乗記

アルファロメオMITO試乗インプレ|新しくてもちゃんとアルファ

小さくてもチープにしない

イタリア車のデザインの良さは全く疑いの余地がないものですが、特にコンパクトカーのデザインが秀逸であると私は考えています。高級車には高級な素材、コストをかけた造形を採用できるのは当然ですが、コンパクトカーにはそうはいきません。

しかし安価な素材を使わせたイタリア車のデザインは、それはそれはよく出来ていると毎度感心させられます。フィアット500やアルファロメオ147なんかはその良い例です。今回はアルファロメオの最もコンパクトなモデルであるミトを試乗インプレッションして行きます。

アルファロメオMITOのデザイン

この個体のボディ色はロッソアルファ。定番のアルファレッドですね。2010年式で、比較すると歴代のロッソアルファとは少し違って”濃い”感じがします。

5ドアの構想もあったようですが、結局最後まで3ドアのみでした。フェンダーは前後とも少し肉付けで強調されたメリハリボディ。

グリルはボディに逆三角形の穴を開けてそこに水平のメッキパーツを入れたスタイル。147の前期のような盾グリルです。ある意味古典的なのかもしれませんが、古く見えないのはさすがイタリア人の仕事です。

ホイールも2000年前後のGTVや147、156のGTAモデルに使われた”梅ホイール”に似た意匠。

テールライトは丸型。ヘッドライトもテールライトも太めのメッキトリムで囲われています。こうしたデザインも古典的だと思います。使っている手法は古いのに、トータルすると現代的に感じる不思議。

エンジンは1.4Lターボ。ミトが発売してから最初の2年はこのエンジンに6MTのみという設定でした。1220kgという車重に最大出力155ps/5500rpm、最大トルク20.5kg・mは機敏で速いです。

アルファロメオMITOの内装

内装はフラウレザーです。ファブリックシートもありますがこの個体はフラウレザーの良い香りがします。シフトノブは長く配置はハッチバックのそれです。

ペダルは等間隔で違和感はありません。

ステアリングはシンプルな3本スポーク。メーターは4つ、左右対称に並んでいます。

マニュアルエアコンです。スイッチ類はフィアット500なんかと似ていますね。

試乗インプレッション

軽い走り出しで、軽快な乗り味です。シフトストロークの長さ、感触は147や156にそっくりでどことない安心感があります。

ノーマルモードではハンドルは少し軽いですが、dモードにすると重くなってスロットルコントロールも変わります。外観は女の子っぽいですが、走りは男前。

6速あってギア比的にも割とゆとりがあります。高速巡行してもエンジンがうるさくないのでこれは万能なスポーツハッチです。

 

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