マーチと同じで、マーチと違う
マイクラというのは日産マーチの海外向けのモデル名ですが、国内でも販売されたマイクラC+Cだけはマイクラを名乗りました。
当時ルノーやプジョーなどのコンパクトハッチバックをベースとしたメタルのリトラクタブルルーフを備えたモデルに対する日産の答えこそが、マイクラC+Cなのです。ATとMTが両方用意されていますが、今回はMTの個体を試乗インプレッションしていきます。
マイクラC+Cのデザイン
顔はマーチそのものです。ライトはインナーブラックになっています。
最も違いが分かるのがフロントウィンドウの傾斜角です。かなり寝ています。こちらは左ハンドルの並行輸入車で国内向けと違い、実はミラーがルーテシアと共通です。
この以上な形、おもしろすぎます。アルファロメオの916型スパイダーに見えてきませんか?
マイクラC+Cの内装
インパネはとてもシンプルです。ペダル類も癖なく配置されていて、シフトノブも長めなので通常のポジションで運転しやすいです。
後部座席は箱型の人間なら乗りやすいでしょうね。実際はヘッドクリアランスがあるので乗れるらしいです。
ノーマルのシートもマーチとは違ってマイクラC+C用になっています。
ガラスルーフになっています。サンシェードが付いているので日差しを避けるのに使えます。
試乗インプレッション
1.6Lのちょうど良いサイズのエンジンは発進もスムーズでよく回ります。メタルトップで重量が上がっていますが、このエンジンなら全く不足は感じません。
回してもスピードはそんなに出ないので非常に免許に優しい仕様です。普通のマーチとは全く違い、乗り心地がしなやかで気持ち良いです。長いボディの車に乗っているように錯覚します。
ほぼ梅干し。