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予算50万円で買える気になる中古外車|初めての中古外車ガイド

まずは買ってみること

中古外車で失敗したら怖いのは私も理解しています。しかし、乗ってみないとわからないことがたくさんあるので、やはり欲しかったら乗ってみるというのがおすすめです。

今回は50万円以下で買える中古外車をピックアップします。ここ数年中古相場はやや高いですがそれでも50万円くらいで複数台市場に出ているモデルを選びました。

コンパクトカー

アルファロメオ147

アルファロメオが2000年に発売したコンパクトハッチバックです。幅1.8m以下で駐車場に困らないサイズ感と、1.6L、2.0Lの小さいエンジンを搭載したモデルをラインナップします。最高峰のGTAは3.2Lでステアリングの切角も違う本機仕様ですが、今回おすすめなのは通常モデル。

2004年で前期と後期に分かれます。後期はジウジアーロによるデザインですが、前期のデザインも捨て難いです。特徴的な盾のグリルは現代のアルファロメオのような迫り出し感はなく埋め込まれているのがまた秀逸。

グレードとしては、マニュアルのほうがベターだと思います。トランスミッションがMTとセレスピード(シングルクラッチセミオートマ)が選択できますが、セレスピードはポンプが頻繁に故障する上に不動になるのでリスクを考えるとマニュアルの方が安心です(イタリア車に安心はないが)。

とにかく走って楽しいクルマです。ノーマルマフラーだと吸気音が聞こえてくる気持ち良いエンジンで、ハンドリングも小気味良いです。パーツも高くないのでカスタマイズして楽しむのも良いですね。日常の足としても使える手頃なサイズ感とおしゃれなデザインが魅力です。

スマートフォーツー

コンパクトカーどころかマイクロカーに分類されるほど小型のクルマです。

軽自動車規格のスマートKと1Lエンジンのスマートフォーツークーペがあります。車検2年付きで30万円でゴロゴロありますのでかなり安いです。ひっくり返りそうなデザインですが、走ってみるとリアエンジンらしい挙動とボディや足回りの動きの良さを感じられます。高速道路にあまり乗らないのであれば下道でキビキビ走る楽しいクルマです。

画像は2代目ですが初代はパワステもないので、より楽しいと思います。レビュー記事は下のリンクから見ることが出来ます。

フィアット500

私も一時期乗っていたクルマです。非常に可愛いデザインは、外装にとどまらず内装でも堪能できます。

フィアット500はシングルクラッチセミオートマとマニュアルが選択できますが復刻初期モデルのマニュアルはバンパーのデザインがスポーティなので、好みは分かれると思います。バンパーだけオートマモデル用にしている個体も多数。

安いのは1.2Lと1.4Lエンジンのモデルです。パワー的にも燃費的にもその後に出るツインエアー(0.9L)の方が優れてますが、予算は少し上がります。どれも50万円以下で購入可能です。

正直速くもないし、セミオートマはシフトチェンジに2年くらいかかりそうな遅さなので怠いですが、それでもなんとなく楽しいんです。こういう魅力はイタリア車でしか味わえませんね。

BMWミニ(初代)

クーパーSでも50万円以下で買えます。

クランクプーリーに持病を抱えていますが、パーツは問題なく出ますし整備に困ることはないのでそこが利点ですね。天井の垂れが発生していると結構費用がかかるので直しているものを買えたらラッキーです。

オートマはアイシン製なので安心です。マニュアルの個体も多いのでかなり選択肢は多いです。

BMWミニは初代だけが油圧パワステで、ハンドリングを楽しめます。クーパーSはスーパーチャージャー付きで170馬力のホットハッチです。ボディの剛性感というか、フロアの硬さが感じられるので割と安心して踏めるクルマです。もはやスポーツカー。

オープンカー

BMW Z3

オープンカーを50万円以下で買うことが出来るというのは意外かもしれませんが、Z3なら可能です。

エンジンサイズは1.9L直4と2.0L、2.2L、2.8Lの直6が選べます。マニュアルも存在しますが軒並み高いので低予算で狙うならオートマが良いです。BMWといえばシルキー6(滑らかな直列6気筒エンジン)が代名詞になっていますが、直4モデルも軽快なハンドリングが人気です。

軽量でサイズも小さいので初めての愛車にも良いかもしれませんね。

BMW Z4(E85)

値段が下がってきたZ4も実は狙い目だったります。

私も100kmほど運転したことがありますが、とにかくスムーズなエンジンが印象的です。日本に輸入されたモデルは全て直6エンジンで、2.2L、2.5L、3.0Lが選べます。評判が良いのはM54エンジンの前期モデルで、後期型は N52エンジンに変わります。

レビューなどを見ると、後期の N52エンジンは金属音がするとかフィーリングが云々言われがちですが、素人目には感じられないと私は思います。

まとめ

好きなクルマを見つけるのは結構大変なので予算という縛りを設けて選んでみると良いかもしれません。

燃費や維持費は初期費用が安いことで大概ペイできますので、「新車で補償が付いているから」といって新車から選ぶのは勿体無いです。スーパーカーでもなければ年間維持費が100万円を超えるものは少ないですから予算を抑えて楽しんでみてください。

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